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チンクエチェント博物館の展示車両をご紹介します。
1936年式の「トポリーノ」をはじめ、1957年から1975年まで生産された
「NUOVA 500」と呼ばれるモデルを主に所蔵・展示しています。
500ccの、小さなクルマはイタリアの人々を魅了し、
20世紀の名車として記憶に残る存在となりました。
そして、今でも多くのファンに愛され、乗り継がれています。
私たちは、その中でも稀少な最初期モデルを中心に揃え、 オリジナルの状態で保護・保存し、展示しています。




FIAT 500 A / 1936

トポリーノ

名エンジニアとして知られるダンテ・ジアコーザ氏の手によって1936年にデビュー。通称「トポリーノ」の愛称で親しまれている。水冷直列4気筒エンジンを前輪軸より前に置いて足下のスペースを広くするなど、当時としては画期的な工夫とアイデアの詰まったモデルで人気を博し、イタリアの国民車となった。1948年までの間、累計で12万2千台が生産されている。また、映画「ローマの休日」に登場して日本でも一躍有名になった。


FIAT NUOVA 500 / 1957

プリマセーリエ

1957年7月に誕生したFIAT NUOVA 500(ヌォーバ・チンクエチェント)は、FIAT 600より「さらに小さく、さらに安く」をコンセプトに設計された。モノコックの2ドア・ボディー、RRレイアウト、サスペンション形式など多くの部分をFIAT 600から受け継ぐ一方、エンジンは水冷4気筒から空冷2気筒へと大きく変更されている。当博物館所蔵のヌォーバは、発売開始7月のプリマセーリエ(prima serie:イタリア語で「最初期シリーズ」の意)モデル。 固定式のウインドウ、後部座席がないなど“初期型”のみの特徴が見られる。


FIAT NUOVA 500 USA / 1959

アメリカ輸出モデル

1959年、FIAT 500の生産台数は前年に比べ約3倍になり、イタリアの自動車輸出の成長率48.8%という記録的な伸び率を記録する中、大西洋を越えてアメリカに輸出された。このアメリカ輸出モデルは、ヘッドライトやバンパーが大型化されているのが主な特徴。販売面では成績不振で、アメリカでのFIAT 500人気は単発的なものでしかなかった。


FIAT 500 GHIA JOLLY / 1959

ギア ジョリー

FIAT 500をベースに、カルマンギアでお馴染みのギア社が製作したバカンス専用車。ルーフ、ドアを取り外されたビーチカーで、籐編みの座席は水着が濡れたままでも気にすることなく乗り込むことができる。また、オーナーの中には経済界や芸能界の著名人も多く、世界的に有名になった。


FIAT NUOVA 500 SPORT / 1959

スポルト

NUOVA 500 SPORTは、ボディー両サイドの赤色ラインと赤いホイールが特徴のモデル。NUOVA 500がデビューした翌年の1958年に登場した。 排気量の拡大(499.5cc)や新開発のカムシャフト、キャブレターの変更などにより、デビューレースとなったホッケンハイムでの500ccレースでは1位から4位を独占。このほかのレースでも輝かしい成績を誇った。


FIAT 500 GIARDINIERA / 1960

ステーションワゴン

1960年に誕生した、FIAT 500のステーションワゴン。エンジンを90度寝かせることによってラゲッジスペースを確保している。FIAT 500と比べ、全長は約21cm、ホイールベースは約10cm長い。また、これら“荷室確保”の手法は結果的に低重心で安定性に優れているため、カーブでのバランスがよい。博物館の展示車両はシリーズ最初期の貴重なモデル。


FIAT ABARTH 695 SS ASSETTO CORSA / 1966

アバルト

FIAT ABARTH 695 SS ASSETTO CORSAは、ABARTH 695 SSの発売から一年も経たない1965年9月、シリーズ最終モデルとして誕生した。エレガントかつ存在感のあるオーバーフェンダーが特徴。 総生産台数が約100台と非常に希少なモデル。
排気量:689cc 最高出力:38馬


CHOCOLATE COATED FIAT 500 / 2005

チョコレート・チンクエチェント

ボディーにホワイトチョコレートを塗装したこのモデルは、2005年に開催された「愛・地球博」(2005年日本国際博覧会)のイタリア館の展示作品として作られた。FIAT 500の実寸大で、デザインはイレーネ・ブラガとアンナ・チェロッキによるもの。


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担当:深津



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