ピエモンテ・トリノデザイン展

『 トリノの人たちは、オリンピックをひかえて、皆、とてもにこやかで堂々としていました!人々の誇りが、街の雰囲気を、こんなに変えるんだなと、ちょっと感動! 』

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今回、チンクェチェント博物館で展示することになった“チョコチンクェチェント”のワンオフデザインさんから、オープニングパーティーへの招待を受けた。しかし、ジェノバは、今年最悪の天候で、急に大雪に見舞われ、高速道路は閉鎖されてしまった。家の前の坂を車で降りていくのは、そりに乗っていくようなもので、仕方なく、吹雪の中、テクテクと駅まで歩き、電車でトリノへ向かった。 案の上、タイムテーブルは大幅に狂っていて、ジェノバからトリノ間、約200キロを、四時間かけてたどり着いた!

1995年“トリノデザイン展”が、日本、アメリカ、インド、ヨーロッパ諸国で開催され、世界的な成功を収めてから、早十年の月日が経った。そして今回、再び、ジョルジョ デ フェラーリ氏によって、オーガナイズされたピエモンテ・トリノデザイン展、2005年の六月までのこの十年間に、国内外で、製品化された、トリノとピエモンテのデザインスタジオによる250の優秀なデザインを厳選した、大変見ごたえのある展示になっている。  

華やかなミラノデザインの影になり、十年前までは、それほど注目されることのなかったトリノデザインであるが、この数年の間の評価は、見張るべきもので、誇り高き最初の2008年の世界デザイン都市にも指定されている。香港やモントリオール、ブリュッセル コペンハーゲン、名古屋など、34のノミネート都市の中から ICSID (International Council of Societies of Industrial Design)により選ばれたのである。デザイン都市としての“トリノ”を満喫出来る内容の展示は、今、世界に、その素晴らしさを、アピールしている。

ピエモンテ・トリノにある170という、多大な数のデザインスタジオの作品群、ジゥジャーロや、ピニンファリーナ、フィアットチェントロスティーレ、ベルトーネ、イデア、アレッシなど、日本でも有名なデザイナーの作品を含めた250のアイテムが並ぶ。

会場は、たくさんの人で賑わっていて、ピエモンテ・トリノデザインへの、注目と期待が感じられた。イタリア国内はもちろん、フランスやドイツ、イギリスからのテレビ局など、メディアからの取材陣が多く見られた。

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    合計250に及ぶ、ピエモンテ・トリノの優秀なデザインが、選ばれ、展示されています。  
  愛・地球博で、大人気だった、“チョコで出来たチンクェチェント”のプロジェクトは、ワン・オフ・スタジオ Studio One Offの皆さんによるものです!→    
     

SIAT(トリノ 建築・工学士 協会Societa' Ingegneri e Architetti Torino )の会長であるジョルジョ デ フェラーリ氏。彼自身も優れた建築家。

彼は、トリノ在住ですが、ジェノバの出身で、ジェノバから来たアンドレアと話すと、途端に、気さくな“ジェノベーゼ”のおじさんになってしまった! 方言丸出しで、

『トリノの諸君よ。君たちには解からんだろうが、ジェノバのものには、ジェノバのものにしか解からないスピリットがあるんだよ!』

 

 
     

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ほんの一部をご紹介・・・クリックして大きな画像でどうぞ!↓

 

 

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職人気質なデザイン

会場に並ぶ“トリノデザイン”の数々を見ていて、感じたのは、何とも言えない心地よさであった。ミラノデザインには、好き嫌いがはっきり出てしまうが、トリノデザインには、それはないのではないか?・・・それは、老若男女、対象を選ばない魅力である。とっても、懐が大きい感じだ。 デザイナーの“私はアーティストなのよっ!”という押し付けがなくて、私は好きだ。職人気質風・・・とでも言う、丁寧な生真面目さが、垣間見えるのである。

イギリスの記者が、ジョルジョ デ フェラーリ氏に質問した。

『わが国には、イタリアよりずっとたくさんの、アーティストのための学校がありますが、どうして、イタリアの方が、アーティストの数が多いんでしょうね?!』

デ フェラーリ氏は、いたずらっ子のような表情で、

『イタリアでは、学校で学ぶより何より、アート&デザインをまず、形にしてみるのです。頭で考えるより、手を動かすのさ!』

と、お茶目に答えられた。

コンピューターで何でも出来てしまう時代に、トリノデザインの強みは、ここにある。まさに、ここは、デザイナーのコンセプトを、触れられる形に仕上げる腕のいい職人の街でもあるからだ。デザイナーと職人の、巧妙なシンクロが、懐の大きな魅力を生み出しているのだと思った。

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さて、図録を見ながら、問答が笑える!!!

母:『これ、何と思う?!』

息子:『サボテンやろ』

母:『そら、わかってるやんか。それで何やということを訊いてるんやっっ!』(実は、洋服掛けなんですが)

息子:『そしたら、これは、何かな?』

母:『これは、ゴルフのボールやんか』

息子:『そら解かってるけど、ほんで何に使うん?!』(実は、椅子らしい)

交互にボケと突っ込みで、漫才のようでした\(~o~)/

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