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| ■始動 2001年7月某日。自動車ライターを生業とする私はイタリアで仕事をさせていただく機会に恵まれ、トリノでベルトーネやイタルデザインといったカロッツェリアを巡った後、ジェノバに飛びスクーデリア・グリフォーネを訪れました。 一般的に知られるグリフォーネのプロフィールを簡潔に表現するなら「プライベート・ラリー・チーム」となります。実際には、フィアットやトヨタ、そしてプジョー(現在メイン)とリレーションシップを結び、サテライト・チームとしての活動がメインとなりますから、セミワークス的存在となります。 メーカーに属するワークスと言えば、フィアットに対するフィアット・オート・コルセ(元アバルト)、プジョーに対するプジョー・スポール。グリフォーネは無所属ですが、ファクトリーワークはワークスに匹敵します。 現グリフォーネ代表ファブリツィオ・タバトンとの会談時、私は「グリフォーネ的スタンスを日本に持ち込むことで、何らかのカタチで日本のクルマ好きに反映できることはないのだろうか」とぼんやりとですが考えていました。 グリフォーネは、大きく分けてラリー・レーシング、アマチュア・レーシング、ヒストリック・カーの3つのモータースポーツ・クラブを柱に広く会員を募集しており、日本支部としてのクラブ会員募集窓口は、グリフォーネと密接な関係にある愛知県のチンクエチェント博物館が請け負っていました。日本での会員募集は、フリークが登録するレアなファンクラブ的な活動という状態。チンクエチェント博物館・代表に「グリフォーネ公認のクラブ窓口が日本に存在するのなら、組織的に実稼働させてほしい」と投げかけてみると「何ができるか具体案は?」との返答。チンクエチェント博物館は、歴代のフィアット500の他に2000年度イタリア・ラリー選手権チャンピオンマシンであるグリフォーネ・フィアット・プント・キットカーやフィアット・セイチェント・グループAといったモノホンのラリーカーを所有しています。ハートが熱く心の広い博物館・代表に「まずは日本の国内ラリーにイタリア本国のラリーカーをエントリーさせてみては?」と提案してみました。すると「うん。ワクワクするじゃない。じゃ、お願いね」。思わぬお返事に、ズッシリとプレッシャーが・・・。やっぱり、言い出しっぺがやらなイカンのですね…。やるならやらねば! HFグリフォーネ代表ファブリツィオ・タバトン氏と今後のグリフォーネのスタンスとグリフォーネ・ジャパンが活動する上での方針を決定し、グリフォーネ・ジャパンの本格始動に至ったワケです。 |